2021-09

患者本人と取り巻く環境の把握

全身状態の把握~血圧~

血圧は血管を流れる血液が血管壁に与える圧を測定しています。基本的に末梢の血管に行くほど血圧は低くなります。高齢者の正常範囲は、診療時に140/90mmHg未満、家庭では135/85mmHg未満が良いとされています。 血圧=心拍出量×...
患者本人と取り巻く環境の把握

全身状態の把握~脈拍~

脈拍は心臓の拍動(心拍)を末梢の血管の動きから評価する時に使われます。高齢者の場合、正常な範囲は50~60回/分です。パルスオキシメーター(経皮的動脈血酸素飽和度測定器)を用いた方法や橈骨動脈・総頚動脈を触知して15秒間の拍動を数え4倍す...
患者本人と取り巻く環境の把握

認知機能&認知症重症度

認知機能とは脳の大脳皮質(外側のしわしわ部分)が担う生活上欠かせない機能の総称です。認知機能にはどのようなものがあるかというと以下のようなものがあります。 ① 記憶(物の名前や意味・エピソードの記憶、学習など)② 見当識(時間・場...
患者本人と取り巻く環境の把握

健康関連QOL

健康関連QOLとは疾患や治療が患者の主観的な健康観や日々の活動にどのような影響を与えているかを定量化したものと言われています。健康関連QOLにはどのような疾患にも適応できる”包括的(汎用的)尺度”とがんなどの特定の疾患に対して評価する”疾...
患者本人と取り巻く環境の把握

生活機能の評価

われわれ医療者が患者さんと相対する時、その人の状況の詳細を聴取し、患者さんの抱える問題に関係する項目についてまとめるという作業をおこないます。これがプロブレムリストです。プロブレムリストはその人の問題点の抽出と介入する優先度が可視化される...
加齢変化

口腔機能低下症

口腔機能低下症は「咀嚼」「嚥下」「構音」「唾液」「感覚」といった口腔機能が加齢に伴って複合的に低下してくる症状のことです。これを放置しておくと咀嚼障害や摂食嚥下障害となり、さらに全身的な健康を損なうと言われています。この文章だけ読むと、前...
加齢変化

オーラルフレイル

前にフレイルについてお話をしましたが、実は口腔領域にもフレイルが存在します。それがオーラルフレイルです。オーラルフレイルに陥ると、噛む力や飲み込む力、唾液を出す能力や口腔衛生の状態が悪くなり、固いものが噛めない、飲み込み辛い、口臭が気にな...
加齢変化

口腔の老化

口腔内にも加齢変化は存在します。口腔は歯や顎骨、顎関節など多くの器官が集合しており、それぞれに加齢変化が生じているため項目が多いです。しかし、口腔のスペシャリストとなるべく勉強している皆さんは、これを全て覚える必要があります。覚えやすいよ...
加齢変化

サルコペニア、ロコモティブシンドローム、MCI

サルコペニアは「年齢に関連した骨格筋量低下とそれに伴う筋力と機能の低下」と定義されます。フレイルを取り上げた記事でもフレイルサイクルの中の構成要素として出てきました。いわばサルコペニアとは”筋肉のフレイル”と言い換えることができます。サル...
加齢変化

老化の新トレンド”フレイル”

加齢は誰しもに起きる現象です。歳を重ねるごとに人の肉体・精神には様々な変化が起こり、その人のライフスタイルは変化していきます。私も多くのご高齢の方を見てきましたが、非常に多様な歳の取り方があるものだと驚くこともしばしばです。90歳を超えて...
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