患者本人と取り巻く環境の把握

患者本人と取り巻く環境の把握

全身状態の把握~栄養~

近年では歯科と栄養の関係が注目されています。歯科医院でも管理栄養士を雇用しているところも増えているほどです。口腔は栄養の入り口として大変重要な役割を担っており、歯科医療によって栄養状態が良くなることもしばしばあります。なので、歯科医療職種...
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全身状態の把握~血液検査~

血液の成分を調べることで、体内で起こっている様々な異変を検知することができるため日常の臨床では非常に重要な検査です。しかしながら覚える項目も多いため、今回はテキスト(最新歯科衛生士教本 高齢者歯科第2版)に記載がある項目についてポイントの...
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全身状態の把握~意識~

意識とは、外界からの刺激に対して反応を示す脳の機能の総称です。そしてその反応を表出する機能が障害されたものが意識障害です。意識障害はその病態から認知症と混同されがちですが、原因や対処の方法が異なるため、しっかりと区別する必要があります。意...
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全身状態の把握~呼吸~

呼吸は酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が正常に出来ているかどうかを確認するための大切な指標です。評価のポイントとしては呼吸の回数や深さ、呼吸時の音、パターン、酸素飽和度などを確認します。正常値は呼吸数が12~18回/分、経皮的動脈血酸素飽...
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全身状態の把握~血圧~

血圧は血管を流れる血液が血管壁に与える圧を測定しています。基本的に末梢の血管に行くほど血圧は低くなります。高齢者の正常範囲は、診療時に140/90mmHg未満、家庭では135/85mmHg未満が良いとされています。 血圧=心拍出量×...
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全身状態の把握~脈拍~

脈拍は心臓の拍動(心拍)を末梢の血管の動きから評価する時に使われます。高齢者の場合、正常な範囲は50~60回/分です。パルスオキシメーター(経皮的動脈血酸素飽和度測定器)を用いた方法や橈骨動脈・総頚動脈を触知して15秒間の拍動を数え4倍す...
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認知機能&認知症重症度

認知機能とは脳の大脳皮質(外側のしわしわ部分)が担う生活上欠かせない機能の総称です。認知機能にはどのようなものがあるかというと以下のようなものがあります。 ① 記憶(物の名前や意味・エピソードの記憶、学習など)② 見当識(時間・場...
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健康関連QOL

健康関連QOLとは疾患や治療が患者の主観的な健康観や日々の活動にどのような影響を与えているかを定量化したものと言われています。健康関連QOLにはどのような疾患にも適応できる”包括的(汎用的)尺度”とがんなどの特定の疾患に対して評価する”疾...
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生活機能の評価

われわれ医療者が患者さんと相対する時、その人の状況の詳細を聴取し、患者さんの抱える問題に関係する項目についてまとめるという作業をおこないます。これがプロブレムリストです。プロブレムリストはその人の問題点の抽出と介入する優先度が可視化される...
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