高齢者に関する施策

高齢者のための社会保障制度

高齢者の保健・福祉を推進するために日本では様々な目標を掲げてきました。
有名なものとしてはゴールドプラン・新ゴールドプラン・ゴールドプラン21・オレンジプランがあります。これらの概要については下記の通り。

1989年(平成元年)ゴールドプラン
「高齢者保健福祉推進10カ年戦略」
特別養護老人ホーム・デイサービス・ショートステイなどの施設の緊急整備、ホームヘルパーの養成などによる在宅福祉の推進など

1995年(平成7年)新ゴールドプラン
「新・高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略」
在宅介護の充実に重点を置き、ヘルパーの数17万人の確保、訪問看護ステーションを5,000箇所設置するなどを目標

2000年から2004年(平成12~16年)ゴールドプラン21
「今後5カ年間の高齢者保健福祉施策の方向」
介護サービスの基盤整備と生活支援対策などが位置付けられ、新ゴールドプランには盛り込まれていなかったグループホームの整備を具体的な施策も掲げていた

2012年 オレンジプラン
「認知症施策推進5か年計画」
認知症の保健・福祉を支えるべく7つの柱を軸とした目標が打ち出された。

そして2015年には新たな施策が打ち出されています。それが新オレンジプランです。
実はこの新オレンジプランは従来のオレンジプランではなかった歯科が新たに明記されるようになりました。
その中で歯科は①認知症の疑いがある者への気づき(早期発見)認知症の症状・重症度に合った歯科医療と口腔保健指導の提供(認知症対応力向上へ寄与するように記載があります。

この先高齢化が進む中、認知症はもはや「一般的な病気(Common Disease)」となってきました。
歯科衛生士としても認知症の方の対応をすることは珍しくありません。
自分に関係ないと思わず、認知症の基礎知識をつけて臨床現場で活躍できる歯科衛生士になれるよう皆さんも頑張ってください。

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